オンライン授業

本学でもオンライン授業が開始されました。いかがでしょうか?
現在、学生相談室は換気のため常時窓を開けています。外から鳥のさえずりと授業の音声が聞こえてきます。内容がわかるほどはっきり聞こえるわけではないのですが、授業が行われていることは実感できます。形がどうであれ、日常の一部が戻ってきているように感じられ、心強く思います。
学生のみなさんにとっては、課題に取り組む日々の始まりですね。形態の違いに最初は戸惑っていても、きっと徐々に慣れていくことでしょう。とは言え、いつもと違う環境なので、1学期を健康に過ごすためのヒントをまとめてみました。

環境を整える

普段勉強している場所をオンライン授業の受講でも使っている人が多いでしょう。したがって、環境は十分整っていると思われます。一方で、通信状況の都合などで、いつもと違う場所を使っている人もいるかもしれません。どちらの場合でも再度確認してみてください。
まずは、机、椅子、PCの配置です。学習机、座卓、食卓、いろいろあります。学習机と椅子の組み合わせが一番適しています。床に座るスタイルは結構疲れます。無理のない姿勢がとれるように、それぞれの高さを調整しましょう。食卓と椅子は食事向きのため、長時間の使用は想定されていないようです。長時間座っていると、体のあちこちが疲れてきます。クッションやタオルを使って、正しく楽な姿勢がとれるように補正しましょう。
次に、明るさや音環境についても、快適になるよう整えてください。
オンライン授業やリモートワークの広がりで、適切な環境についての情報も出回っています。自分の状況に合わせて、いろいろと試してみてください。

体をいたわる

液晶画面を見続けると、目も疲れます。みなさんは、スマホの利用やゲームで慣れているかもしれませんが、受講することで接する時間がより長くなるでしょう。意識して瞬きを増やす、目を閉じる、手元にあれば目薬をさす、蒸しタオルで温めるなど、目をいたわりましょう。画面を見ない時間も意識して作ってください。
失って初めて、その価値がわかるというのは、今回のことでいろいろと経験しています。通学や教室移動によって、適度に体を動かすことができ、場所を変えることで心理的にリセットを図るものだったと気づきました。今それを求めるのは、ないものねだりですので、授業と授業の合間にストレッチをしたり、いったん立ち上がって動いたりしてみてください。ずっと同じ姿勢はよくありません。
立ち上がったついでに換気もしましょう。感染症対策のためというより、文字通り空気を入れ替えるためです。深呼吸もして、気分が入れ替わるとよいですね。

つながりをもつ

一人きりで授業を受けていると、これでいいのかな?と不安になることもあるでしょう。具体的な質問があれば先生に尋ねるとよいのですが、漠然とした不安も出てくると思います。不安に限らず、面白かった、よくわからなかった、疲れた、など湧き上がってくる気持ちを一人で飲み込んでいくのが、気にならない人もいれば、つらく感じる人もいるでしょう。そこで、友達同士で情報交換をしてほしいと思います。
ですが、ここで言われなくても、できる人はすでにしていると思います。1年生のかたは、同級生とまだ知り合ってもいないでしょう。クラスLINEがあって、それに入っていたとしても、気軽な発言には向いていないかもしれません。
つながりたくてつながれない人はどうしたらいいのか。他大学でオンライン授業を受けている友達や、リモートワークをしている家族と気持ちを共有することはできるでしょうか。SNSで似た体験をしている人の話に出会えるでしょうか。
待機状態の一か月を過ごした後の授業です。気持ちが乗らない、先に挙げたように不安を感じるなど、落ち着かない人もいると思います。人とのつながりが持てずにいる人、あるいはつながっていても不安定な人、ちょっと話を聞いてほしい人は学生相談室に連絡してください。状況に応じて、電話やメール、対面相談に応じます。軽い気持ちで構いません。お待ちしています。